【以購代捐:特産品購入型国際支援】中国湖北襄陽穀城黒茯茶臥龍諸葛亮孔明湖北黒茶茯茶板チョコレート形緊圧磚茶劉備玄徳三顧の礼草廬三国志演義谷城0.2kg
中国湖北省襄陽市穀城県(谷城県)で収穫された茶葉を原料として、後発酵工程を経て板チョコ形に緊圧された茯茶です。
茯茶とは、黒茶の一種で、特殊な製茶技法で茶葉を初期加工した後、さらに、有益菌を利用した微生物発酵工程を経て完成する後発酵茶であり、人工的に発酵が促進されることにより、マイルドな味わいに仕上がります。賞味期限は、特にございません。ちなみに、日本国内にも、石鎚黒茶、碁石茶、阿波晩茶といった四国山地黒茶や富山県のバタバタ茶といったような伝統的な日本黒茶の産地がありますので、飲み比べてみてください。
さて、中国湖北省襄陽市というと、歴史的には、中原地域から南方へ至るルートにおける兵家必争の地であり、後漢末・三国時代には、魏呉蜀等の係争地となった荊州の重要都市でした。また、モンゴル帝国元朝による南宋攻略戦争の際には、長期にわたって、襄陽やその対岸の樊城で戦闘が続きました。現在、襄陽には、難攻不落の襄陽城のほか、追われた劉備玄徳が的盧とともに檀渓を跳び越えたという逸話で有名な馬躍檀渓の地、諸葛亮孔明が世に出る前に暮らしていたという草廬や臥龍崗、武侯祠等のある古隆中、南漳県の徐庶廟、水鏡先生こと司馬徽の水鏡荘といったような三国志関連歴史スポットが数多くあります。本商品は、そういった日本国内でも根強い人気の三国志的要素がアレンジされ、創意工夫が凝らされており、特色があって、大変ユニークであると言えます。
ただ、忘れてはならないのは、両湖とも総称される湖北省・湖南省は、近代史において、日中戦争の主戦場となったエリアだという点です。1945年に、日本軍は襄陽中心部から北西の方角へ60kmほど離れた距離にある老河口飛行場の占領を目的とした老河口作戦を実施しました。老河口飛行場は、中国空軍とシェンノートが指揮したフライング・タイガースの前線基地の一つであったからです。日本軍は老河口飛行場を一時的に占領したにとどまり、終戦に至りました。本商品の産地である穀城県は漢江(漢水)を跨いで老河口の対岸にあたります。
日中戦争で日本帝国が侵攻した中華民国。幕末明治維新期の蝦夷共和国や日清戦争後に締結された下関条約によって占領のためにやってきた日本軍を迎え撃った台湾民主国を考慮に入れなければ、アジア最古の共和国であると言われる中華民国は、湖北省で勃発した武昌蜂起・辛亥革命によって、成立することになったわけですが、そこに至るまでの清朝末期においては、梅屋庄吉、宮崎滔天、山田良政、山田純三郎等のように、日本の市民の中にも、民国の成立に協力した人達がいました。ただ、残念ながら、アジア主義はその後、大東亜共栄圏や八紘一宇等といった形で日本のアジア侵略を正当化するものとして悪用されてしまいました。日本帝国は、辛亥革命以降で見れば、隣に強力な統一政権が成立することを恐れ、また、何より、利権のために、軍閥が割拠していた中国の統一や民主化を概して妨害したりしたと言えるでしょう。
日本について言えば、幕末に大政奉還がなされ、本来であれば、平和的転換となり、天皇制が存続しても、日本帝国ではなく、日本民国と呼ぶことのできる政体になることもできたであろうにも関わらず、故意に戊辰戦争という戦闘に持ち込まれたわけですから、戦争で物事を決着するというDNAは、日本帝国成立過程の初期段階から日本帝国の中に刻み込まれてしまったのでしょう。そして、一度動き出すと止められず、変えられない日本社会は、最終的に、アジア太平洋地域に甚大な被害を与える世界侵略を試み、そして失敗し、焼野の1945年8月を迎えることになりました。
実は、当時も、今も、とりわけ人口の多いアジア地域の民主化を支援することは、世界の平和に大いに貢献すると言えます。一地球市民として、地球上の事物に関心を持つことは、当然の責務なのであって、内政干渉でも何でもありません。少なくとも、周辺諸国が民主化し、地域が安定してこそ、日本も平和を享受して、平和憲法を真に貫徹できるのです。
ただ、日本の現状はというと、往々にして、政治に関心を持たず、投票にも行かず、その逆の立場を意識高い系として嘲笑すらするような風潮があり、これに対して、直接的に啓蒙活動を実施しても、残念ながら、効果は薄いでしょう。そのような頑固極まりない救い難き日本社会に対して本当に有効であるのは、アジア地域の発展を支援し、連帯して日本と同等レベルに追い付かせるにとどまらず、さらには日本を追い越させ、ポジティブな意味で、日本をアジア地域の中で最後進国レベルにまで追い込むほど強力に推進することであります。今現在ですら、日本はバブル崩壊によって落ちぶれた典型的な没落国家であると海外においては見なされるケースもありますが、硬い岩盤となっている島国日本の既得権益層は、状況がさらに深刻化して、競争力がなくなり、脆弱国家、失敗国家、崩壊国家、破綻国家等と呼ばれるような危機的状況に陥る一歩手前まで追い込まれないと、抜本的な改革に着手する気にはならないでしょう。これは、日本社会にとって言えば、間接的・曲線的救国策なのであり、同時に、アジア・世界の救済策なのであります。そして、アジア地域支援の過程で培った経験をもとに、抜本的な改革が開始後の日本の再興に協力したのでちょうどよくて、遅くはないのであります。
では、アジア地域の民主化支援とは言っても、どこから始めたらよいのでしょうか。実は、その一つの方法が茶なのです。茶であれば、換金性があり、社会階層の面から見ても、政治家や官僚から民間人に至るまで、経済的恩恵が受けられる範囲は比較的幅広く、偏りが比較的少ないと言えるでしょう。地域としては、ティーベルト地帯といったような概念が提示されているわけですが、目線を人口の多い隣国中国に置いて眺めてみて、より簡潔な形で表現しようとすれば、それは広義の華南(華中・華南)や江南等と呼ぶことができます。その中でも、重要なエリアを挙げるとしたら、その一つは、おおよそ古代楚国エリアに該当する荊州、荊湖、湖広、両湖等と呼ばれる湖北省・湖南省エリアなのであります。陸上シルクロードを介した交易、特に馬や鉄器等の軍需物資を押さえ、法家思想や信賞必罰制度の導入等によって強大化した戦国時代の秦は、始皇帝の代に統一を成し遂げましたが、その過程で手こずったのが楚国の攻略でした。司馬遷「史記」には、楚はたとえ三戸しか残らなくなったとしても、秦を亡ぼすのは必ず楚であろうという「楚雖三戸、亡秦必楚」の故事が記載されています。古代の屈原から近代の譚嗣同、宋教仁、黄興等、そして、現代の中国大陸ならびに台湾の政界から民間人までを振り返ってみると、両湖出身者には、不屈の精神を見て取ることができるでしょう。こうした重要エリアを日本帝国は支援するどころか、甚大な被害を与えたのであります。現代日本には、こうした地域を特に重点的に支援する責務があります。
本商品は、まさに湖北省産の黒茶です。ここに、特産品購入型のアジア民生支援の新ルートを日本の皆様にご提供させていただきます。中国語では、購入型支援を「以購代捐」という四文字にて大変簡潔に表現できます。SDGsやCSRのような表音文字表記とは異なり、漢字で表記すると、一目見ただけで意味が分かります。「捐」という漢字は義捐金(義援金)の「捐」であり、救済のために寄付するという意味です。購入を以って寄付に代えることで、寄付に比べて、相応のモノが得られるという点で大変お得であるとともに、一過性のものに終わらず、支援に頼り切ってしまうような弊害も与えず、持続性のある好循環発展を促します。ぜひ、お買い求めください。
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