台北自由墓園、政治大学雷震記念館・研究センター

9月16日は殷海光忌にあたりますので、2024年2月に撮影した写真をもとに、殷海光先生の墓がある自由墓園に関する動画を作成してみました。

自由墓園は台北市南港区に近い南港墓園内にあり、住所からいうと、新北市深坑区(旧台北県深坑郷)になるのでしょう。南港方面から向かうこともできますが、今回は台北MRT木柵線からバスに乗り換えるルートを選びました。自由墓園内には、嘗て台湾の民主化に多大な貢献のあった雑誌「自由中国」の関係者で外省系自由派知識人である雷震夫妻、殷海光夫妻、傅正先生等に加えて、自由墓園の設置者である雷震先生の他のご家族の墓碑があるようです。

続いて、自由墓園からさほど遠くないところにある国立政治大学には雷震記念館・研究センターがあるので、訪れてみることにしました。ただ、キャンパス内に設置されている地図を見ても、場所が見当たらず、事務職員と学生を含めて合計3人に聞いてみましたが、分からないとのことであり、やむを得ず、ネットで調べてみると、別のキャンパスにある図書館内にあるようなので、一旦、正門から出て、指南キャンパス達賢図書館に向かいました。図書館の6階に上がる必要があり、個人情報を入力し、パスポートを預けて、臨時の図書館カードを受け取りました。雷震先生関連の展示品は、通路に置かれた陳列棚の上や壁に掛けて展示されており、参観は無料です。ただ、展示物の数はそれほど多くはないような気がしました。とりあえず、図書館の職員さんには、キャンパス内に設置されている地図に記載がなく、学内でも知名度は高くない模様であるという問題点を指摘しておきました。

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