2023.09.19 09:15お奨めの一冊:中国共産党の観察(日本語版)戦後台湾自由主義の大家ともいえる著者の殷海光氏(台湾大学哲学教授)がまだ中国大陸に留まっていた国共内戦末期の1948年に中国上海で出版した「中国共産党之観察」の日本語版電子書籍(2023年7月出版)をお奨めいたします。私は上海在住の翻訳者です。殷海光氏が辿り着いた結論は、端的に言うと、反共なのでありますが、そこに至る観察、分析には、現代の...
2023.09.09 09:39中国現地採用外国籍労働者の上海社会保険料追納労働仲裁勝訴から10年事の始まりは、2009年に上海当局が外国籍でも上海従業員社会保険に加入可能という通達を発したのを機に会社側と交渉すると、雇用契約の解除を強要されたことであった。二社目と三社目では加入できたものの、三社目は折悪く尖閣反日運動の時期に重なり、雇用のニーズが激減する中、やむを得ず、人材会社がせがむ実名と連絡先を伏せた上での履歴書のばら撒きに途中...
2023.09.02 09:35殷海光先生の故郷:湖北黄岡団風県回龍山鎮殷家楼殷海光先生編著「中国共産党之観察」(1948年出版)の日本語版電子書籍は弊社より2023年7月に出版いたしましたが、翻訳完成を前にした2023年4月、殷海光先生の地元である湖北省黄岡市団風県を訪れてみました。朝、長江を挟んで黄岡の対岸にある鄂州市内の宿泊施設を出発、バスに乗って鄂黄長江大橋を渡り、さらに、団風県行きのバスに乗り換え、前日の...